2020年のオススメ映画5選

2020年は世界中の映画製作会社や愛好家にとっても難しく、チャレンジの多い年となりました。期待されていた多くの映画のために取られていた予算が、規制のために削減され、撮影を続けることが困難になった為、2021年まで公開が延期となるものも多数ありました。それに加えて、一時的に閉鎖された映画館も多く、代わりにNetflixやAmazon、Disney+などのストリーミングサービスを利用する人々が増加しました。そのため、人気のあるテレビ番組や、古い作品の視聴数が大幅に増加しました。

しかし、アカデミー賞の時期が近づいて、人々はどの作品が受賞するのかに注目し始めています。今年の候補数はあまり多くありませんでしたが、注目に値する作品の数々が候補に上がっています。ご興味のある方のために、2020年のトップ映画としてランキングにリストアップされた作品を一部ご紹介します。

タイガーテール -ある家族の記憶-

仕事に夢中の娘との関係に悩む主役の台湾人男性ピン・ジュイ(配役:ティジ・マー)の人生を描いたアメリカのドラマ映画です。物語はピン・ジュイの少年時代から始まり、長い時間をかけて描かれています。故郷の台湾で過ごした思い出や、新天地アメリカへと旅立った経緯などを回顧するセンチメンタルな一作です。この作品はNetflixで視聴できます。

ネヴァー・レアリー・サムタイムズ・オールウェイズ

エリザ・ヒットマン監督のこの映画は、2020年の1月24日にサンダンス映画祭でプレミア上映されました。主演のシドニー・フラニガンは、中絶する意思を固めニューヨークへと旅立つペンシルベニア州のティーンエイジャー、オータムの役を演じています。彼女の旅には、タリア・ライダーが演じる、従姉で同僚のスカイラーが同行するのですが、オータムには困難がふりかかります。この作品は、Apple TV、Vudu、FandangoNOWで視聴できます。

ネヴァー・レアリー・サムタイムズ・オールウェイズ

ヴァスト・オブ・ナイト

こちらはアメリカのSFミステリー映画で、もともとは2019年1月にスラムダンスフェスティバルでプレミア上映されたものが、2020年5月下旬にAmazonで公開されました。アンドリュー・パターソンが監督を務めたこのミステリー映画は、スピルバーグの影響が垣間見られ、注目を引いています。物語の舞台は1950年代、シエラ・マコーミックが演じる電話交換手の仕事をする女子高生フェィと、地元のラジオD Jエベレットが奇妙な音声周波を受信します。それが引き金となって、奇妙なミステリーのストーリーへと展開していきます。

ザ・ファイブ・ブラッズ

スパイク・リーが製作・監督・共同脚本を務め、公開前から注目を集めていた戦争ドラマです。6月12日にNetflixで公開され、アカデミー賞主演男優賞候補として注目を浴びているデルロイ・リンドが主演を務めています。批評家からも演出やストーリーを絶賛されており、本作がオスカーにノミネートされる期待がかなり高まっている作品です。本編は、ベトナム戦争以降、ベトナムを再び訪れた4人のアフリカ系アメリカ人退役軍人を描いた物語です。

透明人間

同名の小説を原作とした『透明人間』は、リー・ワネルが脚本及び監督を務めました。主演はエリザベス・モスで、2020年に公開された映画の中では最高の作品の一つとされています。助けを求めるにも、ストーカー被害に遭っていることを誰にも信じてもらえない女性が主人公の米豪合作のSF心理・ホラー映画です。Apple TV、Vudu、FandangoNOWで視聴できます。

2020年は映画業界にとっては難しい年となりましたが、その中でもお勧めの作品を一部ご紹介しました。ぜひご視聴になって、あなたのお気に入りを教えてください。